人がいる、ということに気づけた日 

2017, 09. 13 (Wed) 21:16

今日は、不思議な1日だった。

昨日から少しばかり気持ちが下降していた。
「頑張ろう」と鼓舞しなければ、
頑張るスタートラインにも立てないような、
ちょっと体も気持ちも重い感じ。

思えば、今月1日に体調を崩してからずっと、
犬の散歩と買い物、あとは髪を染めた以外、
外に出ていないんだった。
息子は合宿やらバイトやらサークルやらで、
毎日留守、いつも終電。
犬としか、しゃべっていない。
友達に会ってない。
ご飯を食べるのも、ずーっとひとり。


ひとりでいるのが好きな私だけれど、
しゃべる相手がいないというのは、こうもジワジワくるものか、と。
かといって、無性に騒ぎたいわけではなく、
ああ……いま私、世の中から遠ざかってるなという、
ぼんやりとした、置いてきぼりのような感情。
誰かとご飯食べたいな……とか、
ちょっと外でお茶したいな……とか、
そういうささやかな「なにか」を誰かと過ごしたくて、
ただそれだけで、別に、たいしたことじゃないのに、
ちょっと泣けてくるような。


そしたら今日は、朝から息子が家に居た。
まぁ、珍しい。
どうせ夜になったら友達と遊びにでかけるだろうと思っていたのに、
夕方過ぎても、ずっといる。
どうやら家でご飯を食べてくれるらしい。
ひとりじゃない夕飯なんて、何日ぶりだろう。
なんか、嬉しい。

ちょっと張りきって夕食の支度をしていたら、
友達が、珈琲豆を持ってきてくれた。
「あなたの好きそうなカフェが出来てたよ」と。
そこで買ってきてくれたのだそうな。
例の、銀の不死鳥の友達(Twitterフォロワーさんはご存じね/笑)。

近所のおじいさんが、「餃子、好き?」と訊ねてきた。
好きですよーと答えたら、
一時間後に、冷凍餃子をどっさり持ってきてくれた。

隣のおばあさんが、
「携帯の使い方、わかんなくなっちゃって」と、
困り顔で訊ねてきた。

食事を終えたばかりなのに、
「まだ少し腹が減ってる」と宣う息子。
おにぎり作ろうか? と声をかけると、意外にも「うん」と返ってきた。
コンビニかどこかへいってしまうかと思ったのに。

おにぎり作るのなんて、と高校卒業してから初めてじゃないかな。
梅と、しおこんぶ。
ぺろりと平らげてくれました。


急に慌ただしい。
慌ただしくて、おかしくて、やっと笑った。
久々に顔の筋肉が動いた気がした。

いま、窓の外からウクレレが聞こえます。


どこかに、誰かがいる。
私の生活に、かかわってくれる。
私も、誰かの生活にかかわっている。
そうやって、小さな1日1日が重なって、
大きな人生になっていく。
当たり前のことに気づけた日。

いい日を、たくさん重ねられるといいな。
そばにいてくれてありがとう。
隣のおばあさんにも、近所のおじいさんにも、
友達にも、息子にも。
今日は改めて、そっと感謝。







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