土から這い出す虫のような 

2015, 04. 09 (Thu) 12:30

昨日、プロットを書きました。何年ぶりかに。
無理やり捻り出したり、頭を悩ませたりしたのではなく、
ふわーっと湧いてきてくれました。

それでね、試しに挑戦してみました。
自分の既刊本の中で、
これだけはどうしても再読できなかった「祈り」を、
ゆうべ勇気を振り絞って手にとって、開いて、少し読んでみましたよ。

ぞわ……っと飛び込んできた黒い影のような圧迫感に、
のっけから引きそうになったものの、
でも、読めるかもしれない、と思いました。
これを読めたら、たぶんもう大丈夫なんじゃないかと。
まだ読めてませんけどね
お天気が良くて気分も絶好調のときを狙って、
ちゃんと最後まで読んでみたいと思っています。
自分がどういう物を書いていたのか、避けずに受け止めたいのさ。

さっき担当さんと電話でお話していて、
あぁそうか……と、気づかされたことがありました。
この二年半の中途半端な休筆は、
家族のことももちろん大きいのですが、それとの合併症のように、
自分の執筆スタイルに根本的な問題があったのだと思いました。
自分の中を真っ黒にして、悪感情をいっぱい溜めて一気に吐き出す! みたいな書き方(笑)。
殺戮シーンでは、残酷極まりない漫画や映像で頭をぱんぱんにしてから書く。
当たり前の情報集めが、どこかで度を超してしまったのかもしれません。
書き終えたとき、毎回キレイにリセットできたらよかったんでしょうね。
パソコンのゴミ箱を空にしても、少しずつゴミが溜まっていくように、
そうやって、ちょっとずつ壊れていったんだなぁ……と、
いまの自分を横目で見つつ、苦笑しております。

「祈り」の来栖は、物語の中の人だから最後には復活できたけど、
それを書いていた私は、元の自分に上手に戻れなくなってしまった。
だけど現実では、間違いなく私は存在していて、母としても機能すべきで、
でも、その母親の位置へ戻るのに時間を費やすようになってしまい、
その積み重ねで、とうとう決壊という。
そんな感じだったのかな…と。
時期的に「罪と罰の間」とで、自分的にはダブル・メガトンな話だったから、
あのときに、自分の耐久性や負の限界を越えちゃったんだと思います。

……よくわかんない方には、なんのこっちゃなブログでございますね。
2作とも、そんな重くないじゃーんという人には、
さらにチンプンカンプンだと思われます。
とにかくまぁ、そんなわけですわ。

普通にプロットを立てられた。
立ててみようと思ったら、ほんとに立てられた。
たったそれだけのことが、こんなに大きな安心感をくれるんだなぁと。
いまヒシヒシと感じています。
私、やっぱり書くことが好きみたいです。
書く場所をキープしておいてくださった担当さんに感謝。

プロットの出来不出来は別として、
ガーッと書いて、パンッと話を締め括ったそのリズムが、
気持ちよかったので、これはこれでOK。
世に出る出ないに関わらず、自分の中での小さな自信に繋がりました。
よって、プロフィールの「休筆」も変更しました。

今月末28日、本が出ます。
「いつもそこには俺がいる」「いつもお前を愛してる」
ガッシュ文庫さんから2冊同時発売です。
この主人公のふたりも、私を支えてくれました。
とーってもいいやつらです
どうぞよろしくお願いします。

ベランダに陽が差してきた。
嬉しいから、カエルちゃんみっつ


まさに今が私の啓蟄。

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